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私、施主になりました!(6-5)

6-5窓について

 窓は大きい方が明るくて良いとずっと思っていた。中学生の時から近視だったためかもしれない。今回の家は小さめの窓がたくさんついている。そして陽射しが部屋の中に入っている。最近建築した家には小さい窓が連続して並べてある家があるが、大きな窓同様に周りの景色が見えていると思う。

 マンションでは開口部に広い窓が開いていることが多い。団地住まいの時は部屋の奥行きがあまりなく吹き抜ける風が気持ち良かった。2015年築のマンションは間取りが変わり広さは約1.5倍になったが、奥行きが長くなった。奥行きの深さを感じさせない部屋の配置と広々としたリビングダイニング+キッチンが設計されていた。躯体には構造用の柱がありそれをよけた大きな窓が取り付けられ、柱を感じさせないようにできていた。LIXSL製の窓であった。家族が「LIXSL様」と呼んでいる大きな窓である。ペアガラス(複層ガラス)で、断熱、防音機能に優れ、外が嵐でもあまり気にならない。様々な外部環境を伝えず、快適な人工空間を作っているものであった。冬寒かった八王子の住まいに比べると隔世の感があった。

 一戸建ての窓についても30年ほど前は大きな窓が流行っていたと思う。阪神大震災後地震対策のためには壁の配置が大事であると言われ、窓が小さくなったようだ。東京の場合建蔽率や容積率が大きく、建蔽率が60%、80%などの場合、平均すると土地の一辺の77%、90%の大きさとなり建て込んでいる。周りの家との関係も悩ましいところである。(0.77×0.77=0.5929≒0.6、0.9×0.9=0.81≒0.8である。)

 今回の建築では周囲の家の窓の位置やスペース等を考慮しての設計となっているように思う。窓の位置や大きさ、仕様については建築士と大工さんにお任せであった。素人の施主は本当にわからないし、説明を聞いても「そうなのか」程度の反応しかできなかった。実際完成してから、こういうことを説明していたのかとか、部屋の4方向の図面はこれを表現していたのかと理解した次第であった。もっと積極的に見聞きすればわかったのかと自問するが、無理であったと現在も思う。もう次回はないと思うが、次回も理解できる自信はない。なぜならその時の建築の技術がわからないし、的確に理解できると思えないからである。住宅展示場に行っても窓ひとつひとつを丹念に観察することなど多くの人はしないと思う。間取りなど他に目が行ってしまうのではないか。

 完成した家の窓を見て、小さくても上手に窓を配置すれば大きな窓同様に明るい通風の良い部屋ができると感心した。窓の数が多く、戸締りにはなかなか慣れることができないでいる。

 さて、窓の性能は「LIXSL様」によって良くできているが、それと共に窓の周囲や内側の造作が50年前の家と全く違っていた。団地の鉄やアルミのサッシは、サッシの枠を感じて使っていたが、21世紀の家は木の造作でそれを囲いまるで木製サッシの様である。

 20年程前から建材展で木製サッシの作成を手掛ける企業のブースを見かけては、住み心地が良さそうと思ったが、現在の窓の施工はその上を行っていたのだと合点した。家の外壁が厚くなったことも一因かもしれない。「地震対策による小さな窓を上手に配置すること」と、「窓の造作の改良」は進んでいる。
 

階段の窓です。木製サッシのようです。

階段の窓です。木製サッシのようです。


部屋の窓です。

部屋の窓です。


楽しい出窓です。

楽しい出窓です。

 義妹の勧めで出窓を作ってもらったが、楽しい空間になっている。カーテンを手作りできたのも良かった。土地の狭い地域では家造りにもいろいろとノウハウがあるのだろう。窓の数が増え、外出時や就寝時の戸締りチェックは大変であるが、防犯のためには頑張ろうと思う。

(続く)

  • 2018.03.30
  • 田中

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