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私、施主になりました!(7-1)

7意匠~外見と外構

7-1外見

 建築物には「意匠」(いしょう)という言葉がある。素人の筆者にはよく理解できないが、建物のデザインを言うようだ。私は何でもなるべく目立たず華美でなくシンプルで機能性を重視したいと思っていた。そのため今まで家の外見に興味を持たずに生活してきた。住宅展示場やカタログを見ても選びようがない状態であった。実家の建替えを考えるようになってから急に周りの家を見たり、道を歩く時に家々を見るようになった。そして世田谷区では駅の周辺の家が大部分3階建てになっていると気づいた。前にも述べたが、それまで建て替えが進んでいるのにも気づかなかった。

 機能を考えると地震に強く、雨漏りせず、長持ちする家がいい。またあまり重くない家が良いなどと素人として勝手な考えが浮かんだ。しかし何にも確たる理由がないので全て建築士にお任せした。

 サイディングではなく飽きの来ないモルタル作りとなった。隣家のある側は防火のためにモルタルにするが、道路側には木を貼ることができるとのことで、一部木を貼ったデザインになった。歩いていると同様の道路側に木を貼ったデザインの家を数多く見かける。知らない時には気付かないものである。

 モルタルの色は周囲の家に合わせ、溶け込むようにベージュである。色を選ぶ時は2,3種のサンプルを作ってもらい現場でそれを見て選んだが、選ぶのに同席し選ぶ理由を聞きながら「なるほど」と感心しているだけであった。何にもできない素人はプロにお任せした方が良いのではないかと私は思う。

 完成した家はとても気に入っている。全て任せられた方はさぞ大変だったと思うが、施主そして家族としては大満足の家である。模型を見ても実物の家は予想できなかったが、今模型を見ても同様に感覚的に理解できない。ということは、建築士の仕事は作る過程を施主と一緒に過ごして素人の施主の反応を見ながら家を作る作業なのかもしれない。

 家の建築は時間とエネルギーが必要な大仕事であるが、満足できる家のプレゼントに感謝するばかりである。

7-2外構工事

 家の建築の最後は外構工事であった。大げさのようだが家の印象が一瞬で変わるし、家全体の建築に比べ期間が短いのにも驚いた。終わると周囲の街並みに溶け込み、工事現場ではなくなってしまった。

 玄関への階段等のコンクリートのできたてはきれいだ。庭は狭いため防草シートを敷きその上に砂利を敷いた部分が多い。工事は手際が良かった。それまで外構工事のことを全く知らなかった。

 家族は元々家にあった庭石等を組み合わせ小さな石庭造りを楽しんだ。小さいがとても気に入った庭ができた。作ることにしてから石庭で有名な京都の大徳寺大仙院へ見学に行き色々構想を練ったのが良かったと思う。また砂利の材料はインターネットとDIYで購入できた。10kg、20kg、・・・と全部で60kgを購入し、それも面白かった。

 昔は塀があった。今は塀の無い家も多い。マンションから一戸建てに移ると感覚的に要らないのかもしれない。これは数年前東京都八王子市で造成地の家々を見て思ったことであった。都市での事情かもしれないと思う。塀があれば簡単に敷地内に入ることができないが、余程高い塀でなければ人が入ることを防ぐことはできない。塀の有無は慣れてしまえばどちらでも良いのかもしれない。

 今の家は塀がない構造で玄関へ上がる階段の手すりが塀の役割を果たしてくれている。そう考えて周りの家々を見ると同様の家が多い。また道から家までにミニ花壇のある家が新築の家や建売住宅にたくさん見られる。我が家も道と家との間に土の部分を残し花壇の空間を作ってもらった。これから2~3年をかけて低木や花を育てて行きたい。

(続く)

  • 2018.03.31
  • 田中

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