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各都道府県の森林生産力~改めて各県の森林生産力を見て行こう9

3-1-9 愛知県

[1]愛知県の森林
 愛知県の森林面積は全国37位の21.8万haである。そして森林率は全国41位の42.2%である。濃尾平野が広がり農業や工業等の産業が盛んであることから、全国の森林率67.2%より低くなっている。愛知県の人工林面積は全国30位の14.0万ha、人工林率は全国平均が40.7%のところ、全国3位の64.4%と高くなっている。愛知県は歴史が長く、農業が盛んであり、人工林率から見ると植林には力を入れてきたので今の状態があると考えられる。

[2]愛知県の林業産出額と栽培きのこ類生産について
 愛知県の林業産出額は2016年29.3億円(全国31位)、2017年28.9億円(全国34位)であった。全国の0.6%程度である。

 また愛知県の栽培きのこ類生産額は2016年10.2億円(全国33位)、2017年10.1億円(全国34位)と少ない。愛知県は農業生産が盛んであり、技術力があるが、栽培きのこ類生産をあまり行っていないことがわかる。

 愛知県の林業産出額に対し木材生産産出額と栽培きのこ類生産額の占める割合は木材生産の方が多く、木材生産産出額が2016年64%、2017年61%であった。人口も多く、農業が盛んな愛知県では森林内や側での栽培きのこ類生産はあまり積極的ではないようである。

[3]愛知県の木材生産
 愛知県の木材生産の木材生産の産出額は2016年18.8億円(全国30位)、2017年17.6億円(全国31位)で、木材生産量は2016年13.1万㎥(全国34位)、2017年13.3万㎥(全国34位)と多いとは言えず変化もない状態である。2017年の素材生産の樹種を紹介すると、すぎ7.3万㎥、ひのき5.1万㎥、あかまつくろまつ、その他であった。小規模の生産が続けられていると考えられる。

 愛知県の人工林面積は全国30位の14.0万haと紹介したが、2017年の人工林面積当たりの生産量は0.95㎥/haである。全国平均0.85㎥/haより大きいが、木材の蓄積量がかなり増加している状況と考えられる。総合的な森林生産力の現状は小さいが、人工林面積が広いことと、森林の車道密度が整備されていることから、周辺の県と協力すると木材を生産し、森林整備を推進できる可能性がある。

 愛知県は大都市を抱えていることから、観光やボランティア活動や環境教育の場として森林を役立てていると考えられる。

  • 2020.07.20
  • 田中

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