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東北地方各県の森林生産力を見て行こう50

3-7-4 福島県

[1]福島県の森林
 福島県の森林面積は全国4位の97.4万haである。森林率は全国20位の70.7%で森林率は日本全体の森林率より多い森林県である。そして福島県の人工林面積は全国7位の34.1万haである。人工林率は全国平均が40.7%のところ、全国40位の35.0%と低いが、森林面積が大きいために低い比率になっていると考えられる。

[2]福島県の林業産出額と栽培きのこ類生産について
 福島県の林業産出額は2016年92.0億円(全国12位)、2017年100.6億円(全国13位)であった。全国の2.0%と2.2%である。

 つぎに福島県の栽培きのこ類生産額は2016年34.7億円(全国17位)、2017年34.5億円(全国17位)である。福島県は栽培きのこ類生産が盛んでぶなしめじ、まいたけ、エリンギ、えのきだけを生産している。特になめこの生産は全国4位である。

 福島県の林業産出額に対し木材生産産出額と栽培きのこ類生産額の占める割合は木材生産の方が多く、木材生産産出額が2016年62.1%、2017年65.1%である。

[3]福島県の木材生産
 福島県の木材生産の特徴はすぎ、ひのき、広葉樹、あかまつくろまつ、からまつと種類が多いことである。福島県の木材生産の産出額は2016年57.1億円(全国11位)、2017年65.5億円(全国11位)で、木材生産量は2016年71.0万㎥(全国8位)、2017年80.8万㎥(全国8位)と増加している。2017年の素材生産の樹種を紹介すると、すぎが57.3万㎥、広葉樹が11.8万㎥、あかまつくろまつ4.6万㎥、ひのきが4.4万㎥、からまつ2.5万㎥、その他針葉樹と続いている。

 福島県の人工林面積は全国7位の34.1万haと紹介したが、2017年の人工林面積当たりの生産量は2.37㎥/haである。全国平均0.85㎥/haより大きくしっかりと木材生産を行っている県であることがわかる。森林の成長量を考慮し、計画的に経営することで、今後増産の可能性も大きい。福島県は桐の生産でも有名である。

 福島県はMTANAKA方式都道府県森林生産力分類2017では分類1-1に入っている。だいぶ前の話だが、広葉樹林でカブトムシを養殖し東京に出荷するとよいお金になると聞き、工夫されているなと感心したことがある。

(続く)

  • 2020.09.23
  • 田中

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