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都道府県の森林生産力をまとめて55

3-9-1 各都道府県の森林生産力をまとめてわかったこと

 47都道府県を見てきたがいろいろ確認することができた。それぞれの都道府県の傾向が見えている。そして次のことを確認することができた。

① 全都道府県の森林の状況がそれぞれ異なることがわかった。似ている傾向の所はあっても同じとは言えない。 ⇒ 一律に対応することは難しい。

② 経営の要素であるヒト、モノ、カネ、情報はそれぞれ異なり、現在の条件となる。 ⇒ 条件には多くの要素がある。地域で把握することが大切である。

③ 現在の条件の結果、現在の生産量と産出額が実現されている。 ⇒ もっと上手くできる可能性を期待するが、どの都道府県についても現在の成果は確かな力である。

④ 経営の要素を変化させることは可能であるが、その影響が予想通りになるとは限らず実施してみなければわからない物である。 ⇒ そのため現在の生産量と産出額がその評価としてはいくつかの良い指標のひとつと言える。

⑤ 業界内や業界外の競争相手は条件についても競争しており、放っておいてはくれない。競争相手に条件でも優ってこそ生産量や産出額を増やすことができる。 ⇒ 自分達だけが工夫しているわけではないのである。状況は変化している。

⑥ ICT、道路網、機械化などの森林地域の条件はこの40年変化してきた。隣県と協力することは以前に比べて容易になっている。 ⇒ 21世紀の新しい挑戦の可能性は未知数である。

⑦ 森林から生産する産物は持続可能であり、計画的に長期に経営することで実現できることを地域の歴史が教えてくれている。 ⇒ 地域の条件を考慮した新しい目標を持ち、地域の計画を立てることは重要である。他地域の借り物の計画では実情にはそぐわないと言える。

⑧ 現在の人工林は先人の努力の結果であり、これを基に産業を考えていくことが可能である。 ⇒ 地域の成功・失敗の結果として現在の人工林がある。現在の成果を参考に地域産業の計画を立てることが大切である。

⑨ ICTを活用し、現在の資源量と地形を把握し生産計画を立てることは可能である。 ⇒ ICT活用には投資が必要であるが、広域の森林のために資源調査や地形調査が重要な基本情報となる。

⑩ 地域の人が協力し、地域の強みを理解してそれを共有し、森林についての産業を計画し、実行することによって産業の活性化が得られると考えられる。 ⇒ 21世紀の今日は隣県との協力を相互に引き出したいものである。

(続く)

  • 2020.10.25
  • 田中

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